バイオミュータント（PS4）

気になってしまったので買ってみました。
文明崩壊後の枯渇しきった世界で世界の存続をかけて頑張る獣のお話だとか。
欠点も多いし、万人に勧められるものではないかもしれないけれど、個人的には楽しかったです。

オープンワールドで一応マルチエンド仕様。
文明崩壊した後の世界と言う事でニーアオートマタと似つつも独自の世界観でかなり好み。
探索（開拓）がとても楽しい。

移動手段は豊富ですが速度にお得感を感じず、
結局ほぼ自分の足で移動するかショートカット移動であまり乗り物が意味をなしてなかった気がします。
空飛ぶトランクだけ何故か乱用してましたが、特に役に立ったわけでもない。

移動手段を手に入れるのは嬉しいけど実用性が…的な事は移動手段に限らずで、
戦闘だと近接が死んでて、遠距離攻撃が安泰すぎたり、勿体ないなぁと思う部分がとても多い。
登場人物たちのセリフは全てナレーションが翻訳してるという形も、何故と。
翻訳がかなり雑だろうし、元々感情移入しにくいキャラ造形なんだろうとも思いますが、
それ以前にこの形のせいで登場人物のキャラが余計に死んでいます。
そしてこの相棒（ナレーション）非常にうるさい。
セリフのパターン少ないくせによく語りかけてきて、
それが場面にそぐわなかったりで「何言ってるんだこいつ」感が半端ない。

ストーリーの目的は６つのトライブ戦争の終結と4匹のワールドイーターを倒す事。
そして生命の木を枯らすか生かすか。
女神転生でいうロウ・ニュートラル・カオスを6つに分けた感じでしょうか？
と言っても多分EDはそれほど変わらないような気がします。
ただ、ミリアド（軽めのロウ）をクリアまでとジャグニ（軽めのカオス）を中盤までやってみましたが
途中の村クエやら制覇した土地の村の様子は変わるみたいです。
ミリアドでは放火された村を復興クエストが、ジャグニだと放火クエストみたいな。

でもやってて一番悪辣に感じたのは
ミリアドプレイなのに水辺で佇んでた村民を「溺れ死ぬのか？」と言う好奇心から川の深みに押し出して、
村民が溺れ死んだ後に彼が身につけていた装備を手に入れた事。
この行為で闇ポイント増えないでいいの？
ミリアドでも敵の前哨基地に汚染水流し込もうぜ作戦がとられて「逆に考えろ、汚染ではなくこれは浄化だと」みたいなとち狂ったこと言われたりで、何が善だかよくわからん。
結局トライブも色々な信条掲げてる割には脳筋。
昔すべてのトライブをまとめ上げてた主人公の母親からして脳筋だったし。

クエストやパズルの管理がガバガバ。
自分が遭遇したのは「動く村」と言うクエストでイカダが動かずで、え？どうすれば？となって、色々試したもののどうにもならないので攻略を調べたら、イカダは乗れば動く筈らしい。
動かないのでどうしようもない。
そのクエは結局、レヴィテートと言うどこぞのFFみたいな浮遊技を習得してからクリア出来ましたが
中には進行不能になってしまうクエも多数あるようだと知りました。
ので、話題に出るクエストは優先的にやりました。
ロータスキャプテンはもうああいう仕様だと納得するしかない。

パズルはわざと難易度をあげてる仕様なのかミスなのか判断がつきませんが
上画像のようにヒントと言うか手がかり表記がない上、差込口もない所に差して解く謎パズル。
洗濯機でも同じようなことがありました。
表記はないのは難易度上げるためにしても、差込口ないのは意味不明過ぎます。

一番騒がれてたトロフィーバグは私もがっつり会い、しかもアップデートで取れるようになった
と言われたver2.02でもその後の2.03アプデでも入手不可でした。
一周目のデータでもニ周目で条件満たしても不可だったので、
これはもうこのセーブデータでは取れそうにないな…と諦め、全くのニューゲームからガジェット15種を見つけてとりました。
多分もう今後始める人には影響ないだろうと思います。




不満ばかり書きだしてて、でどこが面白かったのか、となるんですが、
世界観と探索が面白かった。
ほぼほぼの時間探索なので、全体を見るとやっぱり楽しかったんです。
色々残念な要素も惜しいと思うタイプでダメだった訳ではない。
制作スタッフが小規模と言う話も聞いたので、アプデ対応遅れるかと思ったら意外に早かった。