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2019/09/02 (Mon) 00:00

デズモンドの物語の完結編ⅢとⅢレディリバティがセットのリマスター。
話については目に入れないようにしていたもののamazon評価が悪いのだけは見ていました。
評価が低い理由は納得せざる負えない。
六月位からどっぷり「九月のMHWIまでに」とやれる所まで駆け足で進めたアサシンクリードシリーズ…まだローグとオリジンは積んでて、それが終わったらオデッセイも行きたいしやり残しもあるのですが、ここからは暫くMHWIとP5Rのターンで…次にやれるのは冬位かな。


1753‐1783年のアメリカ独立を描く物語。舞台はボストン・ニューヨーク・ホームステッド・フロンティア。
序盤の主人公(操作キャラ)はヘイザム・ケンウェイ。Ⅳのエドワードの息子さん。

途中からヘイザムと先住民のガジージーオの間に生まれた息子のコナーが本編主人公。
イギリス植民地からのアメリカ独立の為、イギリス軍の王党派(テンプル騎士団が支援)と愛国派(アサシン教団が支援)の争いが焦点で進む話で、同時に父と息子のお話。

この親子の話はとても良かったと思います。
今まで登場してきたテンプル騎士団の中でヘイザムは一番まともというか騎士団の理想に近い。
中立に管理する者が必要という言い分は納得できても、今まで出てきたテンプル騎士団達は今回出てきたリーやら「卑しい者」とか差別意識やら欲望やら漏れ出てきて、「お前達に管理されたくないわ」となるんですが、彼は心根もある上で自制して騎士団の信条に従って動いている感が感じられます。
「シンジケート」のスターリックに近い感じですが、向こうがやや共感性なさそうな人物なのに比べてより人間的。
コナーはコナーで短慮で潔癖すぎるきらいがあり、それで失うものも多いのですが、ヘイザムやアキレスにとってはそれが救いにもなっている。
画像では敵にボコられているヘイザムをひたすら見守るだけに徹したり、親父を突き落とそうと頑張ったりしてましたが、何だかんだ本筋では父がピンチに陥れば見捨てなかったり基本優しい。
性格の不器用さはケンウェイの血筋?というかエツィオ以外皆不器用な印象。
マイルズ親子もアレやし。


対立構造とか矛盾、結末の判断の難しさやら物語の大筋は好きです。
ただ色々端折り過ぎてる感が否めない。なんだかプロットをそのまま作り込んだような急ぎ足。
重厚なテーマの30年を一本にするのは無理があったのではないかと思います。
ヘイザムの事情やらは小説「FORSAKEN」で補完されているらしいが、そこは本編で描くべきだったかと。

そしてその端折りは現代編の最後では致命的。
世界の危機を救う超文明のシステムなんてとても思い付かんのは分かるけど、あれはない。
Ⅳで既にデズモンドの結末自体は知っていたものの、あんなポカン展開とは。
長期シリーズの尻つぼみってよくある話だけど、やる側見る側としては最後こそ丁寧にやってくれと思ってしまう。

そしてストーリーより致命的なのがシステム(右の白い人何なの、アニムスがぶっ壊れてんの?)
敵の視力の良さが尋常でない。
ある種リアルに正常なのかもしれないけど、ステルスゲームではある程度敵の視力がポンコツじゃないと成り立たない。
そして見つかれば連れ行動が常識の集団行動大好き派な敵がわんさか湧き出てくる。
そう一匹に見つかったら二十匹は湧く物。
逃げても無意味で、一時逃げて相手の視力の及ばない範囲にぶら下がったとしても、見失った筈なのに警戒が解かれてもその付近から敵が立ち去らない。散らんと出れないのに。
戦闘自体は敵によってのカウンターからの行動で大体しのげる事はしのげる。
ただ数が尋常じゃない為、同じことの繰り返しで戦闘が終わるまでにうんざりする。
理不尽だしつまらないので、やっててストレス。
初めはステルスやろうとしてたんですが、ミニマップの中の敵アイコン全て屠ってから侵入した途端どこから発見されたか不明の敵がゾロゾロ湧いてくる理不尽を四回繰り返してストレスの軽減に方向転換。
そこからは割り切って、正面突破でひたすら敵が全滅するまで殺戮に徹しました。
フロンティアでは時々アイコン表示のない敵がいた気がします。隠れ場所からでもないのにあれは何?
何であれでいいと思ったのか素朴に疑問。
テストプレイやった人や調整した人はあれにストレス感じない超絶技巧者かとんでもないマゾプレイヤーなの?
フルシンクロが等身大のコナーと言うなら、コナー優秀すぎるだろ。

本編では味方といえる味方がアサシンの弟子たち位?な為、ホームステッドの住人達が癒し。
でもトロフィー取ろうとする途中で気付いたバグはこのホームステッドの備蓄。
発明品の材料がいくら買い取っても備蓄されないので発明品トロフィー取れなくね?と。
多分、鉱物全体自体の限界が99でそれ以上買い取ろうとしても普通は買えない仕様になってる筈が、何故か買えるようになってしまっている。
ただ買うとその数は鉱物全体の備蓄数に上乗せされる(↑の画像の159/99←60オーバー)ものの、その鉱物(↑の場合の銅鉱石)の備蓄には鉱物全体の備蓄限界を越えてる分の備蓄数は反映されないっぽい。
だが金は減る理不尽。お陰でしばらく(ホームステッドミッションコンプまで)このバグに気付けなかった。
鉱物で他の輸送品を制作しまくって備蓄から鉱物全体の備蓄限界数より減らせば買えるのかもしれないが、今回金稼ぎ手段が少なかったり輸送や制作が面倒だったり…何か試して頑張る気はない。
この備蓄→生産→輸送も面倒なのに余り金銭的に潤わないので、存在価値が割と死んでる。
他にも声の遅れ(?)なんかもあり喋ってる途中でぶつ切りも結構気になります。
これは吹替の問題で日本語版のみの問題なんですかね?
リマスターにも関わらず色々ガバガバ過ぎる。
オリジナルの発売当時は更にカオスだっただろう事を考えると「シリーズの汚点」と言われてもしょうがない。
エラー落ちなんて屁でもないと思う自分でも、リマスターでこれはどうなのという感想。
素材はいいのに勿体ない。

今回はアニムス引き籠り生活(強制)を脱して現代を動き回るデズモンド。
狩猟や海戦などⅣに持ち越される新しい試みもあったり、
前回までの遺跡探索分を現代編で補うような構造とか
面白い所多々あったのに「雑」というマイナスがデカ過ぎました。
個人的にはリメイクして敵の調整とストーリーを丁寧に作り込んでほしいな、と思う位に勿体ない作品。三部作位でいいから。

ちなみにDLCは途中で投げました。
本編では味方がいなかった中で印象が悪くなかった大ババ様が「母親の責任とれ」と横暴振りかざすのにうんざりした。
コナーが可哀そう過ぎた…コナー苛め見せられている気分になる。
本編も無常でDLCパラレルで更に追い詰めようとか制作陣はコナーに何か恨みでも?



・アサシンクリードⅢ レディリバティ

同時代のニューオリンズが舞台。
Ⅳに出てきた設定としてアブスターゴ社が発売したゲームであるという前知識ありでやりました。

主人公のアヴリーンはフランス商人と奴隷の間の子供で、裕福な上流階級の女性。
その出生から奴隷解放の為にアサシン教団に属しているらしい。
ストーリーは割と軽く、色々足りない部分もあるけれど、アブスターゴ社の検閲に引っかかって削除されたりという裏設定を含めると納得できなくはないです。
個人的にはレディリバティの全体的なお手軽さはⅢの口直しとしてはとても良かったです。
ただ同梱というせいか、シークエンス1のトロフィー取得率をみるとやってない人多いみたいですね。
Ⅲのリマスターと言う事で、Ⅲがどれだけ変わったか見る為に購入した層が多いんですかね?

本作の特徴としては変装。アサシン・レディ・奴隷姿と切り替えられる。
アサシンは警戒度が一段階上で戦闘に強く、レディは警戒が上がりにくい代わりに攻撃手段が少なくよじ登り不可、奴隷はアサシンから警戒を一段階低くなった代わりに耐久力が低い。
Ⅲの後やると〇と×ボタンが逆になってて誤操作を頻発させられましたが、
敵の視力がポンコツに戻ってて、やってて安心しました。
Ⅲでたまったストレスのセラピーに丁度いい作品。短いし。

まあ、いきなりゲームの境界の谷と言う謎空間に放り込まれたり、

チュートリアルが〇×ボタンが逆になっている事を忘れてるのか誤字ってたりはしますが
(指示通りに押してパズルから離れるを繰り返し、ここでしばらく詰まってました)
敵が無限湧きもしないし、ステルス出来るだけで全て許せます。

Ⅲとついてますが、連動部分はここ位?
コナーとしてはここだけなんで敵がこんな緩いんだ?とさぞや疑問に思ったことでしょう。

アヴリーンの婚約者ジェラールの口調や性格が好き。
こいつどうせ最後何か裏があるんだろうと最後まで思っていたけど、別になかった。
ただのアヴリーン大好き人間だった。
「シンジケート」のヘンリー・グリーンもずっと疑ってた。

フルシンクロにも難しいサブ目標はないし、収集もサブクエストも割と自力で収集出来るし、
vita版より大幅に緩和されてるらしくトロコンは今まで一番お手軽。
ただ、お手軽と言ってもシリーズの初見としては向かないかも。
アブスターゴ社製品としてのフィルターがないと????となりそう。
そしてこれをもしこのまま商品として出してたなら、アブスターゴ社は割とポンコツ。
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